BUMP OF CHICKEN WILLPOLIS 2014 福岡 2DAYS

最初の3曲は昨年のツアーと同じ並び同じ演出(テープ、ボール)、その後RAYから2曲、サザンクロスは固定でラストワンと(please)forgiveが日替り。
そこから演奏時間の長めの曲が続く。
初日は、友達の唄、smile、R.I.P。2日目は、花の名、smile、宇宙飛行士への手紙。
smileはアウトロから始まる映像演出が日替りで違う。
個人的に、この曲はMy Bloody ValentineにおけるYou Made Me Realizeみたいなものだと思っているので、アウトロのこれでもかとギターを掻き毟る2人が見たかったけれど、2人ともステージに背を向けていた、残念。

島の初日はプラネタリウムグロリアスレボリューション。プラネタリウムはシンセの同期は無しで、そのシンプルさがとても良い。音の隙間の良さを引き立てるアレンジ。曲の入りの升くんのカウントが速かったので、ちょっと速くなった。
グロリアスレボリューションは前のツアーでのSalling dayの様なアレンジ。実は飛べるんです。
2日目は、睡眠時間と歩く幽霊。どちらもこのツアーで初披露かな?
睡眠時間はイントロが始まると会場から悲鳴のような声が、同じ気持ちでした。ほぼ弾き語りで3人の出番は少し。
歩く幽霊はこれぞ藤原節の曲、DANNY、ダンデライオンと同じ系譜の中でもハーモニカが特徴的です。増川君はES-335を弾いていました。カラーはノエルと同じレッド。

島明けはray、手を横に降るようにチャマが煽るので、昨今の四つ打ちのような縦ノリになりません。ハンドクラップは特に煽られず。アウトロで藤原君は青いレスポールに持ち替えてフレーズを弾きます。初日はミスってしまい激凹み。2日目は成功してとても嬉しそうでした。持ち替える手順があることの焦りでのミスじゃないかと思うので、立奏スタンドを使えばいいのになと。

rayからは両日一緒で、トーチ、white note、天体観測、ガラスのブルースで本編終了。
white noteはKONAMI音ゲーのような映像演出、足踏みしながらハンドクラップとコーラスは楽器経験がないと難しいですね。
2日目の天体観測の前に、「お前らオオイェーアハーンって言いたいのかー!!」とちょっと笑い気味で煽っていました。rayのアウトロ成功が相当嬉しかったようです。

アンコールは本編では演奏していないけれど、supernovaのコーラスの合唱。手拍子の方がいいという人も多いようで2日目は結局コーラスと手拍子の両方が混ざりました。九州の人は良くも悪くもノリが古いところもあるので手拍子は健在です。

初日のアンコールは、くだらない唄、メーデー、真っ赤な空を見ただろうか。
2日目のアンコール、ノーヒットノーラン、カルマ、ダンデライオン、DANNY。

一曲目が懐かし枠、2曲目が速い枠かな? 3曲目は気分でレパートリーから選んでいるようです。真っ赤〜は増川君が赤いストラトに持ち替えるのが合図、ソロもキレキレで楽しそうに弾いていました。

2DAYSの公演では珍しい4曲目、今回のツアーでは初演奏のDANNYへの経緯ですが、カルマが終わった後のMCの中で増川君がアンコールなに聞きたい?と客席に問い、前方のブロックからDANNYという声が多かったのです。結局演奏したのはダンデライオンだったのですが、演奏直後に藤原先生からメンバーへの抜き打ちテストのようにWhen the morning〜と歌い出します。チャマが焦ってたのと、曲も前半ちょっともたついたので本当にリハではやってないのでしょう。
と言っても昔からの定番曲、ギターソロも藤原君なので増川君は全然動揺してません。

上の方でも書きましたが、DANNY、ダンデライオン、歩く幽霊と藤原君のルーツのブルーグラスの色が濃く出ているシリーズが一挙に聴けたという点でとても貴重なセットリストでした。

今年のマイベストアルバムandソング

アルバムは順位をつけて10枚、ソングはよく聴いたのを30曲

アルバム
1.VAMPIRE WEEKEND "Modern Vampires Of The City"

Modern Vampires of the City [輸入盤CD] (XLCD556)

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2.PHOENIX "Bankrupt!"
Bankrupt!

Bankrupt!

3.LiSA "LANDSPACE"
LANDSPACE(初回生産限定盤)

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4.Galileo Galilei "ALARMS"
ALARMS(初回生産限定盤)(DVD付)

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5.ATOMS FOR PEACE "Amok"
Amok

Amok

6.清竜人 "WORK"
WORK

WORK

7.Chvrches "Bones of What You Believe"
Bones of What You Believe

Bones of What You Believe

8.スピッツ "小さな生き物"9.Carousels "Pop"
POP

POP

10.My Bloody Valentine
MBV

MBV


ソング
でんぱ組.inc "でんでんぱっしょん"
でんぱ組.inc "ORANGE RIUM"
・LiSA "best day,best way"
・LiSA "say my nameの片想い"
Daft Punk "Get Lucky"
Paul McCartney "NEW"
・VAMPIRE WEEKEND "Unbelievers"
・VAMPIRE WEEKEND "Obvious Bicycle"
Base Ball Bear "恋する感覚 -Feat. 花澤香菜-"
・UNISON SQUERA GARDEN "桜のあと (all quartets lead to the?)"
モーニング娘。 "わがまま 気のまま 愛のジョーク"
Atoms for Peace "Before Your Very Eyes..."
PHOENIX "Entertainment"
Galileo Galilei "愛を"
Galileo Galilei "サークルゲーム"
Rhodanthe* "Jumping!!"
三森すずこ "ユニバーページ"
・MEG "SAVE"
藍井エイル "シリウス"
・Scott & Rivers "HOMELY GIRL"
BUMP OF CHICKEN "虹を待つ人"
ClariS "カラフル"
the HIATUS "Horse Riding"
スピッツ "潮騒ちゃん"
クリープハイプ "社会の窓"
アメ横女学園芸能コース "暦の上ではディセンバー"
・天野春子(小泉今日子)"潮騒のメモリー"
きゃりーぱみゅぱみゅ "ふりそでーしょん"
・99RadioService "STAR"
・自らを演出する乙女の会 "Girlish Lover"

年間ベストアルバム 2012

誰得自己満!洋楽クラスタさん達にはお馴染みになりつつある、年間ベストアルバムを決める季節がやってきましたね。
なんか去年は熱心に書いてた気がするなぁ。。今年はさらっと。

1. 清竜人 / MUSIC
2. Aimee Mann / Charmer
3. トクマルシューゴ / In Focus?
4. Dirty Projectors / Swing Lo Magellan
5. Jack White / Blunderbuss
6. Titus Andronicus / Local Business
7. クリープハイプ / 死ぬまで一生愛されてると思ってたよ
8. Tame Impara / Lonerism
9. Hot Chip / In Our Heads
10. Passion Pit / Gossamer

今年の個人的なNo.1は清竜人です。もうこれは聴いた瞬間にこれしかないだろうと感じました。活躍を追ってきたアーティストで、演奏することをましてや歌うことを捨て、踊り出したのは彼が初めてですw
Aimee Mannは外国メディアの年間ベストに一切名前がないのが信じられない...。Florence and the Machineの1stのようなキャッチーさがあって良いアルバムです。
日本でさっぱり話題にならないけど、Titus Andronicusもすごかった。来日公演はおろか、国内盤のリリースさえありません。嫌日?Hostessさんどうなってんの?
TameImparaは話題になってから聴いてみたらガツンときましたよ!
日本の若手バンド、沢山出てきましたが、僕はクリープハイプがとてもいいと思いました。音に目新しさはないんだけれど、とっつきやすいメロディと若い世代が共感できる歌詞が良いです。

清竜人はほんとに強烈でした、フジロックから帰ってからレディオヘッドばっかり聴いてた時期でも聴けたくらいです。リリースから半年経っても薄れることがないインパクト。来年も既に気になるリリースの噂がチラホラ。楽しみです。

Noel Gallagher's High Flying Birds「High Flying Birds JAPAN TOUR 2012 @TOKYO DOME CITY HALL 1/16

昨年はBeadyEyeで初めてリアムを目にしたが,ついにノエルをお目にかかる日がきた。
Oasisの曲も演奏すると公言しており,世界各地で行われているツアーでもOasisの名曲を披露している。
となると俄然期待は高まるばかり。
勿論ソロでの楽曲も素晴らしい、しかしOasisのライブを体験出来なかった身としては,聴きたくて仕方がなかった。

チケットはソールドアウト,開場時間には5月に再来日し武道館公演を行うという情報が流れ盛り上がっていた。
リアムもだけど、スタジアムを埋めるアーティストがキャパ3000の会場で演奏してくれるというのは嬉しい。
会場のTOKYO DOME CITY HALLはとにかく音がいいという印象。開演前の場内BGMの時点でそれがわかるくらい。
鑑賞位置はフロントエリアから1つ後ろの柵で見ていた。ノエルの前。


定刻を少しすぎ、ノエルがステージ現れた。
1曲目からOASISの曲,WhateverのEPに入ってた曲かな。
代表曲ばかり演るのかと思ってたので選曲に驚いた。
ノエルの作る楽曲は今も昔も歌いたくなるものばかり、客がこんなに歌うライブを見たのは人生初だった。
僕は合唱は嫌いじゃないし、割りと好きな方。かと言って歌ったりはしないけど。
勿論「お前の歌を聞きに来てるんじゃない!カラオケは店でやれ!」っていうのもわかる。

大合唱が一番ヒートアップしたのは中盤アコースティックセットで行われたWonderwall~Supersonicの流れ。
ノエル(ギター)、ドラム、鍵盤の三人編成で演奏。Oasisの頃もアコースティックセットはしていたが、今回はソロらしいアレンジをしていたと思う。

ノエルのソロではDream On(you shout it out for me〜♪)、If I had~ 、 The Death of~が特に盛り上がっていた(歌ってなくても大盛り上がりだったが)
この日のノエルとにかく機嫌が良くて、客と談笑しあうシーンが多く見られた。よく笑ってよく喋ってよく歌う、僕の初めて見た眉毛兄のイメージはこうだった。

この日一番のサプライズは、日本ファンが一番好きな曲を演るよと言って演奏してくれたWhateverだった。
ソロになってからはなんと本公演で初披露。
海外ではわからないけど、日本に限って言えばDon't Look Back In Angerと同等の人気ではないか。
アコースティックセットでの演奏なので、ノエルの声がよく通る。
そこからLittle By Littleへ。最初のコードを弾いただけでみんなわかるってすごい。
ほんとにみんなOasisが好きなのを実感した。

ラストはDon’t Look Back In Anger。最近はサビは客に歌わせるパターンが多い、今回は半分くらい歌ってくれてたかな(笑)この時間がずっと続けばいいのに、そう思いながら僕も一緒に歌っていた。終演後も鳴り止まないノエルコールと拍手、チケット高いなぁなんて思いながら渋々買ってた4ヶ月前の自分を引っぱたいてやりたい。

いつかOasisで、Don’t Look Back In Angerを聴きたい。
幸せな夜だった。


set list

01.(It’s Good) To Be Free (Oasis)
02.Mucky Fingers (Oasis)
03.Everybody’s On The Run
04.Dream On
05.If I Had A Gun
06.The Good Rebel
07.The Death Of You And Me
08.Freaky Teeth
09.Wonderwall (Oasis. acoustic set)
10.Supersonic Oasis. acoustic set)
11.Record Machine
12.What A Life
13.Talk Tonight (Oasis)
14.Solider Boys & Jesus Freaks
15.Broken Arrow
16.Half The World Away (Oasis)
17.Standed On The Wrong Beach

(Encore)
E1.Whatever (Oasis. acoustic set)
E2.Little By Little (Oasis)
E3.The Importance Of Being Idle (Oasis)
E4.Don’t Look Back In Anger (Oasis)

バンプ簡易レポ

BUMP OF CHICKEN GOOD GLIDER TOUR SHIBUYA AX 11.12.5

開演を10分ほどすぎて、館内は暗転せずに、ヴァイオリンの曲が響き渡る。ファイナルファンタジーのBGMのような曲、これが新しいSEだった。暫くして暗転し、歓声と共にメンバーが登場する。

藤原がすごく機嫌がいい。いつものようにギターを掲げる様子だけでそれが伝わってくる。

3年半振りのステージ、一曲目は”三ツ星カルテット”。音源とは違い、藤原はエレキでイントロのフレーズを鳴らす。ギターを構える位置は普段より少し上。メンバーが楽しそうなのがとても伝わってくる。演奏するのが、ステージに立つのが、楽しくて仕方がない、そう見えた。合いの手に、客は全力で応える。お互いに待ちわびていたのが伝わってくる。

“宇宙飛行士への手紙” “ウェザーリポート” “ゼロ”と続く。近年リリースされた楽器には、ストリングスが入ってることが多いが、サポートは入れず、ほぼ4人で演奏していた。

4曲終えて、MC。今日ライブが初めての人、そう問い掛けられ、イエスの人が半数以上なことに驚いた。久しぶり、ありがとう、それくらいしか言うことがないと言うメンバーたちの顔は笑っていた。

5曲目は”プラネタリウム”、昔の曲の方が歓声が大きい気がする。”66号線” “友達の唄”と続き、最近までレコーディングをしてた曲をやりますと、新曲”グッドラック”を。フルコーラスを聴いたのは初めてだったが(音源は解禁前?)、花の名や友達の唄のようなスローな曲だった。シンプルな印象だったが、音源ではガラッと変わるのだろうか。

少しMCを挟み、喋らない升にラブコールを送る客達に、「はいはい、曲やります笑」と藤原が制止させ、”R.I.P” “イノセント”、セッションから”カルマ”へ繋ぐ。”supernova”では、客にマイクを向けてla la la~の合唱。(本当の大事さは 居なくなってから知るんだ)というフレーズが胸に響く。

“beautiful glider”
では藤原が歌い出しを間違え、やり直し。その間のメンバーと客の掛け合いが微笑ましい。


“星の鳥” から”メーデー”へ。イントロが始まると歓声と同時に腕が挙がる。本編最後は、彼らの代表曲”天体観測”で締める。




アンコールでは、手拍子でコールではなく、「アンコール 」が響き渡る。少し時間が空いて、ツアーTに着替えたメンバーが再登場。直井が物販のセールストークをするのが恒例だが、なんと完売してしまい、売るものがないと困り顏。素材に拘ったと、オーガニックコットンの説明をしてくれた笑。その他は、藤原と増川が「5時半に起きちゃった、俺は10時くらい」 なんて彼ららしいトークをしていた。

EN一曲目は、”Merry Christmas”。日によってスノースマイルと変えるんじゃないかと予想。演奏後、「この曲を演れる日が来るなんてなあ」と藤原。

「初日だし、この曲だろ! 」と”ガラスのブルース”で、彼らの3年半振りのツアーの初日の最後を飾った。


セットリスト
三ツ星カルテット
宇宙飛行士からの手紙
ウェザーリポート
ゼロ
プラネタリウム
66号線
友達の唄
グッドラック
R.I.P.
イノセント
カルマ
supernova
beautiful glider
星の鳥
メーデー
天体観測

EN
Merry Christmas
ガラスのブルース